水戸市にある(株)住谷自動車さんはどこにでもある田舎の小さな車屋さんです。建物もそれほど大きくありません。しかも扱っている自動車は「ダイハツ」などの軽自動車が中心で、板金・塗装のついては、同社の住谷社長はきっぱりと「設備も技術も並です。」と言い切ります。 それではそのような会社のホームページをどのようなコンテンツ企画を持って進めれば良いのでしょうか。「ただページを埋めるだけ」のホームページ制作会社だと、本当につまらない淡白なホームページになってしまいそうですね。
ヒアリングを開始してみると、住谷社長から出てくる言葉で目立ったのは「サービスの徹底」ということでした。また、「五つ星ホテルのサービスを自動車業界で目指したい」という言葉も。家業である自動車会社を継ぐ前は、教材のセールスをしていたという住谷社長は、客観的に自動車業界全体に言える不満、改善点を理解しているのでしょう。だからこそ、地方の小さな車屋さんで、「お客様に感動を与えることは何なのか」を真剣に考えているのだと思います。私たちコンテンツ屋としては、その想いを忠実に表現して差し上げなければなりません。
具体的には、住谷社長が徹底して行っていることとして、「修理の事前見積り」があります。自動車業界にありがちな曖昧さや事後報告、事後連絡をなくし、お客様立会いのもと修理内容の説明、金額の説明を徹底して行っているというのです。それゆえに、機械に弱い女性客にも人気がある車屋さんなのです。また若いお客様には親身になっての資金計画を立ててあげる点も住谷さんならではです。高い車を売ったほうが利益になるのでしょうが、資金に乏しい若いお客様のことを考え、計画的で無理のない支払いを前提に自動車購入のアドバイスをしています。
また環境についても同様です。地球に優しい運転ということはもちろん、ストレスのない運転がどれほど「心のエコ」につながり平和につながるのかまで考えた総合的な環境改善という意識を持っている方です。その自動車販売の枠を超えた想いを、5ページにわたるインタビューで表現し、また「エコドライブ・ワンポイントアドバイス」という連載コーナーも設けました。
演出面でもタキシードに蝶ネクタイという衣装を用意。「五つ星のサービスを車屋さんでも」という姿勢をストレートに表現しました。恥ずかしがらずに私のこの提案を受け入れてくれた住谷社長の本気度に改めて感動したことを覚えています。企画マンの提案に真正面から向かい合ってくれるほど嬉しいことはありません。
「決して背伸びせず、その想いをありのままに。」住谷さんの等身大の想いは地元に浸透してきています。